もちろんそれが、ストレス発散によい、ということを否定はしない。けれど、もともとそんなにストレスが溜まるような生活を僕はしていないというのも事実で、これは単になんだか分からないけれど、どうしてもやりたいことなんだな、ということに、先月始め山の中でモーターサイクルで転倒し、鎖骨を折って入院していたときに、気がついた。ストレスの解消とかなんとか、そういう目的のためではなく、ただわけもわからずやってしまいたいことがいくつかあるので、僕は今のところすごく幸せな気分でいられるのだなと思う。多分、そういう行動が、人間の雄としての僕の本質を解放してくれているのだと思う。だから、けがをして静かに寝ていると、両親や友人たちが、僕のことを心配してくれているのがしみじみありがたいと思えてきたりして、「ひゃー、歳とっちゃったなあ。」と思いつつも、ついニコニコしてしまうんだよね。みんな、どうもありがとう。