
自分の身に付けるものを選ぶということは、その物によってイメージされるライフスタイルを選ぶということだと、僕は考えている。それを身に付けると言うことは、その物によって自分の生活がどのように画期的に肯定されるかということを楽しむことだと、僕は考えている。
子どもたちはたぶん何も考えてはいないにちがいないけれど、僕たちが彼らに選んであげたものが、彼らの存在と生活を肯定的に包んでくれているかどうかについて、敏感に感じとっていく。さまざまな経済的な制約はあるにせよ、それを含めて、彼らと一緒にきちんと話し合いながら、身の回りのものを意識していき、そして、彼らが布を買ってきて、僕のシャツを作ってくれる。やぁ、うれしいなぁ。
自分の生活を肯定的にイメージできるものを身に付ける幸せを、僕は、ここしばらく、楽しみたいと思います。