
とは言え、こわいこともふくめていろいろ想像するのは、楽しいことだと思う。普通のときの体験を組み合わせて、思いもよらない状況のときの、自分の心の動きを思ってみるのは、練習しておいたほうが良いのではないかしら。
本当のことをいえば、私はおっかながりやなのである。夜や暗いところは嫌いなのである。誰もいないプールで泳いでいると、どこからともなく「ジョーズ」がきて足の先をがぶりと食べられてしまうのではないかと鳥肌ができてしまう人なのである。空想好きの少年は、あまりにリアルなイマジネーションを持つ大人になってしまい、で、想像しておっかながるのである。
ううむ、そうすると、お父さんがこわい夢を見たときには、誰の布団に行けばよいのだ?小学生の人の答えは、「私の所に来て良いよ」だったので、僕は、少し安心な気持ちになっています。