
子どもたちは、すでにここに来たことがあったのですが、今度僕と一緒にまわってみて、再び面白がっていました。子どもたちと一緒に科学館をめぐり歩いてみると、思春期以前の人たちに必要な情報や知識というのは、極端な言い方をすれば、自然科学がそのすべてではないのかなぁと思えてしまいます。僕の家ではお姉さんは中2になりましたから、人との関係からアプローチした自然科学についても会話は弾み、動物としての1人の人間の、外側からと内側からとのせめぎあいのうえにある物事の認識についてと言うような、なにやら深そうな事柄についても、理屈っぽいお父さんは考えてしまったりしたのでした。
科学館を楽しむ秘訣は、めげずに解説の文章を読んで、みんなでどういういことなのか検討しながら展示物を見てゆくこと。展示されているものはゲームではないということをきっちり確認しておいたうえでやるって事かな。
なにはともあれ、この次は、僕1人で1日ゆっくり見に出かけることにしようと、お父さんは密かに考えているのです。