
黙ってみていると、子どもたちは、何だか変なことをして時間をつぶしているように思えます。ティッシュを一枚ずつ延々と箱から出してみるとか、偶然いたテントウムシのために、ベランダに線路をひいてあげるとか、水たまりの水を、長靴でビシャビシャし続けるとか、何だか変なこと。で、その変なことのつみ重ねで、しかし充実した一日がまた一日積み重ねられるわけです。
ふと心が動いた、何かいきいきした物やことを、きちんと納得いく方法で納得する、というようなことを通して、彼らの毎日は積み重ねられているのではないかしら。
毎日一緒にいるわけではない彼らと、一緒にいられる時は、だから普通に、しかし、できるだけきちんと納得のいく方法で、時間を過ごして行く、っていうのが、はりきって言えば、お父さんのやり方でありたい。
で、雨が降ってきたなら、雨が降ってきたなりに、雨にぬれながらお散歩にいってみればいいだけの話で、ただ、その後始末をちゃんとしないと、風邪をひいちゃうぞ、ってのは、また別の話だな。